一般的に、腰痛がひどくなった場合には、
整形外科を受診して、症状に合わせた治療を行うことが多いでしょう。
でも、病院に通い続けても、なかなか腰痛が改善しないこともありますよね。
それに、薬や手術などを避けて、整体や鍼、マッサージなどで腰痛を改善する人も少なくありません。
ただ、もし、腰の痛みが激しかったり、慢性的に痛む時には、
一度、整形外科を受診してみてください。
整形外科では、問診・視診・触診などの検査を行い、
症状によっては、レントゲンやCT、MRIなどの検査も行います。
整形外科はどのような腰痛に対しても対応が可能ですし、
整体や鍼では骨の変形や腫瘍、関節のゆがみなどの判断ができないことも多いでしょう。
それに、腰痛の原因が内臓の病気だったというケースもあります。
また、整形外科は保険が適用されますので、経済的負担も少なくなります。
整体では、骨や関節の矯正をしてくれます。
背骨や骨盤のゆがみを矯正し、体のバランスを整えていくことで、腰痛を軽減させるのです。
ただ、整体での治療には即効性がなく、定期的に通う必要があります。
さらに、整体では、医療行為をすることができません。
万が一、手術が必要な腰痛の場合であっても、発見が遅れてしまうこともあるので、
くれぐれも注意が必要です。
鍼治療は、体のツボを鍼で刺激し、人間が本来もつ自然治癒能力を引き出して腰痛を和らげます。
国家資格ではありますが、医療行為ではなく、
あくまでも体質を改善することが目的の治療方法です。
鍼治療は医師の同意書があれば保険を適用することも可能ですが、
鍼治療を受けている期間は病院での治療が受けられないという難点があります。整
体や鍼は、整形外科で検査しても異常がみられなかった場合、もしくは、
筋肉疲労による慢性的な腰痛の時に受診するのがおすすめです。