誰もが一度は腰痛を経験したことがあると思いますが、腰痛になる原因は人によって様々です。
ほとんどの場合には、なんらかの理由で、腰の筋肉に負担がかかり、
その負荷に耐えられなくなった筋肉が炎症を起こし、腰が痛くなります。
日常生活を送る中で、姿勢が悪い人や同じ作業を繰り返して行っている人は、
前かがみになったり、直立した姿勢を続けていることで、腰の筋肉に大きなは負担をかけ、
腰痛を引き起こすことが多いです。
また、重たい荷物をもつなど、腰に強い負荷がかかる動作を行ったり、
運動不足や加齢などにより腰の筋肉が衰えている人も、腰痛を起こしやすいと言えます。
他にも、内臓の疾患や精神的なストレスが原因で、腰痛が起こることもあります。
ただ、やはり、腰痛になる原因として多いのは、腰の筋肉の疲労です。
普通に立ったり、歩いたりするだけでも、腰に大きな負担をかけている状態なのですが、
さらに、不自然な姿勢をとり続けることで、筋肉を疲労させてしまいます。
この筋肉の疲れが蓄積されて限界になると、腰痛が起こるのです。
それに、筋肉疲労だけでなく、無理な姿勢を続けることで起こる骨盤のゆがみも関係しています。
骨盤は全身を支える大切な骨です。
骨盤がゆがんでしまうことで体の重心がずれてしまい、
筋肉への負担はますます大きくなってしまいます。
特に女性は、妊娠や出産などでホルモンバランスが大きく変化するので、
腰痛を発症しやすいと言われています。
冷え性などで血行が悪い人も、筋肉疲労が起こりやすいため、腰痛になりやすくなります。
悪い姿勢を長く続けて筋肉の疲労が積み重なったり、冷え性などで血行が悪くなることで、
腰の筋肉が緊張し、腰の痛みが増してしまうでしょう。